オニヤンマ改変
 
音と笑いとなんじゃろね。
 



[読書]メンヘラー

今日読み終えた本

生きてるだけで、愛。/本谷有希子(新潮社)
主人公の女性・寧子は25歳のニート。そしてメンヘル。
合コンで知り合った津奈木の家へ転がり込むように同棲中。
彼女の暮らしぶりが日曜日の自分すぎて泣けてくるような笑えてくるような。
途中から出てくる津奈木の元彼女が強烈過ぎるんだなこれまた。ある意味でムチャクチャ社会復帰のキッカケにはなりそうだけど。
でも、やっぱ、ムリだな(笑)。

作者の本谷さんは劇団をされている方だからか、小説には「みせる」──エンターテインメント性──があるように思います。
主人公がメンヘラなあたり、自分の世界に入りすぎるイメージもありますが、これは読み手が面白いと思えるように、滑稽に描かれている。そんな印象を抱きました。

私自身が精神的な重苦しい内容よりも、面白さを優先する人間だからですかね…





11月12日(月)23:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | つぶやき | 管理

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