オニヤンマ改変
 
音と笑いとなんじゃろね。
 



ほしふるよるに。

カルピス七夕ファンタジー






お中元でこれが贈られてくると、心躍った子どもの頃。
白くて甘い、冷水で割っても、温かいお湯割りにしてもおいしいカルピスの誕生日はなんと、今から89年前の7月7日、すなわち七夕の日なのだそうです。
現在カルピスのホームページにて、七夕にまつわる心温まるWEB絵本が公開されております。

私が読んだおはなしは『笑顔をかける虹』でした。
あらすじは、昔はきれいだったという町。いまでは見る姿も無く、ひどく荒れている。そこで一人の女の子が、町をきれいにしてもういちど真っ白な虹を見られるようにしたい、と立ち上がります。というあんばいです。

この話を読んで、どこか星新一の「花とひみつ」を思い出しました。それは、花が大好きな女の子が、モグラをしつけて花を育てられたら、世界はきっと花で一杯になるだろう、という絵を描きます。その絵が風に飛ばされ、離れ島にある研究所へと届けられます。
それをみた研究者は、本社からの新しい依頼だと勘違いし、花を育てるモグラロボットの開発をします。
本社の人にその事が知られてしまい、研究者たちは辞めさせられてしまいます。島にはモグラロボットだけが残りました。
その残ったロボットたちは、休むことなく穴を掘り続け、世界中へと旅立っていきます。
ふと思いがけないところに花が咲いているのは、もしかするとモグラロボが育てたのかもしれません。
という話です。
ファンタジーでも、こちらのほうが若干リアリティがある?かもしれませんが、「世界中を花でいっぱいに」という女の子の気持ちと、カルピスのWEB絵本にあった「町をきれいにしたい」の第一歩がお花を植えることだったのが、なんとなく通ずるものがあるのではないかな、と思いまして。

ほのぼのとした、どこかなつかしい感じのイラストと、やさしいストーリーがマッチしていて、あっという間に読めてしまいます。

カルピスの包み紙にある水玉は、七夕の夜空にきらめく星たちなのかもしれませんね。




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6月25日(水)23:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | PRESS | 管理

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