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環境に優しい葬式グッズ

葬儀にも広がるエコ 環境考慮、CO2抑えたダンボール棺も

 環境に配慮した「エコロジー葬」の考え方が広がってきている。昔からほとんど変化しないイメージが強い葬儀だが、環境問題が注目を集めるなか、棺の材料や火葬時の二酸化炭素(CO2)排出など環境への影響を考慮。実際にエコロジーな棺で葬儀を行うケースも登場した。高齢社会と地球温暖化を背景に、タブー視されることの多い葬儀にもエコが入りつつある。(前田貴大)

 「葬儀ではさまざまな資源が使われています。将来のことも考えないといけません」

 駿台トラベル&ホテル専門学校(東京都豊島区)の葬祭専門学科「ライフステージ・プロデュース学科」で2日、行われた公開セミナー「葬祭業界最前線・地球に優しいお葬式」。

 専門家がダイオキシン対策を講じた火葬炉や自然との共生を目指した海外の墓地などを紹介。定員を超える約60人の参加者は業界以外からも集まり、「対策を講じると、より燃料を使うのではないか」「棺のコストは」など活発な質問が飛んだ。


 「葬祭ディレクター」を養成する同学科では、環境への関心の高さからエコロジー葬(エコ葬)に着目。今年度、総授業時間の約1割にエコ葬に関する講義を導入した。大竹幸浩学科長(46)は「葬祭も、環境への負荷を減らす方法を真剣に検討する時期にきている」と導入理由を話す。

 棺にもCO2排出を削減する「エコ棺」が登場している。

 重量物梱包材メーカー「トライウォール社」(東京都千代田区)は、特殊ダンボール製の棺「エコフィン・ノア」を開発・販売中。ダンボール製といっても表面を有害物質が出ない特殊な布で覆い、約200kgの重さにも耐える。

 同社特販部の増田進弘さん(54)は「海外では10年以上前から、紙製棺の普及が始まっていたことが開発のきっかけ」という。

 エコ棺も木は使うが、木製棺に比べ、森林資源を約3分の2に、1回の火葬で使用する灯油量を約半分に、燃焼時の有害ガス発生も約3分の1に抑えることができるという。価格は木製棺とほぼ同じ。1棺につき10本を海外に植林するという。


 昨年9月、祖母の葬儀で実際にエコ棺を見た川崎市の主婦(36)は「紙製なのでチープなイメージがあったが、実物を見るとやさしく温かい感じがした」。同社のアンケートでも「悲しい別れの後、温暖化防止に役立つならうれしい」「環境のことを気をかけていた父にぴったり。父も喜んでいると思う」との声が寄せられた。平成18年11月の販売開始から、約2000本が売れ、徐々に浸透している。

 増田さんは「まずは環境問題に関心のある人を中心にエコ棺の良さを伝えたい。棺は燃やすためにあるのだからこそ、環境への配慮が必要だ」。エコ葬の普及について、大竹学科長は「『エコだからわびしい』というイメージの払拭がカギ」と話している。

写真えとき=「エコ棺」。断面こそダンボール製だが、見た目は布で覆われ紙とは分からない

(産経新聞)


エコ棺…素材はダンボールで、外側は布で覆われている。
ダンボールならば丈夫ですし、いいですね。前にテレビでダンボールの可能性?みたいな特集があって、面白いなと思っていたのですが、これもまたひとつダンボールの可能性ですね。



2月9日(土)23:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | つぶやき | 管理

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